パチンコホールに喫煙専用室を導入するか…迷っている方へ

受動喫煙防止対策について

 アミューズメント業界のお客様から、パチンコホールの全面禁煙についてご相談を受けることがあります。
 全面禁煙にするのか、喫煙専用室を導入するのか、それぞれのメリットとデメリットについては以前記事に書きました。

 この記事は月間で2000回ほど読まれていて、このブログの中でも人気記事です。それほど、アミューズメント業界の方々が、来たる2020年4月の法律・条例の施行に向けてどう対応しようかを思いあぐねているとも取れます。

 実際、遅かれ早かれ完全禁煙にせざるを得ないのですが、やはり業界の皆様は喫煙ユーザーの動向が気になる様子で、完全禁煙に振り切った場合喫煙ユーザーの遊技離れをとても危惧しているのです。
 JTの調査では、パチンコホールが完全禁煙になった場合、喫煙ユーザーの56.9%がパチンコホールに通うことを「減らすと思う、やや減らすと思う」と回答。一方の、非喫煙ユーザーは45.5%が「増えると思う、やや増えると思う」と回答しています。喫煙者と非喫煙者では意見が分かれているのが面白いところですよね。
 しかしながら、いち早く他店舗との差別化を図るために、完全禁煙を実現したパチンコホールも増えてきています

◆2020年4月1日以降、完全禁煙にせず、違反した場合の罰則は?

  • 禁煙であるべき場所に喫煙器具・設備を設けた施設管理者には「50万円以下の過料
  • 禁煙である場所で喫煙した個人に対しては「30万円以下の過料

 時々耳にします。罰金払ってでも完全禁煙せずに何とか運営できないのか…と。
出来なくないかもしれません。でもハッキリ言ってメリットはないと思います!!
 なんとなくグレーにして、店内でこっそり喫煙できる島を用意したり、灰皿を置いていたりした場合、店側には50万円以下の罰金の可能性があります。
 もっと困るのは、そんな違反店には、マナーの悪い客がこぞってやってきて、秩序のない店になってしまいます。
 努力義務ではありますが、施設管理者には、禁煙エリアで喫煙している者(喫煙しようとする者)に対し、喫煙の中止又は禁煙エリアからの退出を求める義務もあります。


 パチンコ・スロットの機械代が大体1台40万円~。そう考えると、違反の過料で新品のパチンコ台がパーですΣ( ̄ロ ̄lll)
 そして条例・法律を遵守しない店だという噂がたちまち広がり、町やお客様の信頼も失います。。。

◆いつまでに完全禁煙にしておかなければならないのか?

2020年4月1日が期日です。(喫煙専用室を作る場合には4月1日から使える状態にする)

喫煙専用室を作る場合、会社の規模によっては助成金が国、もしくは都から出る場合があります。(国の方は上限100万円、東京都の方は上限400万円)
助成金を受けたい場合は、今年の年末までには助成金の申請を行わなければ、難しい可能性が高いです。そのあたりのスケジュール感を書いた記事はこちらです。

◆完全禁煙ではなく、喫煙専用室を作るメリットは?

1番は、新規ユーザーの取り込みです。
非喫煙ユーザーにとって、パチンコホールの空気の悪さは致命的。やはり、空気のきれいな環境で遊技できるなら行きたいという方も多いです。ある調査では、喫煙ユーザーの中でも分煙はすべきという意見は多く、クリーンな空間で遊技をし、吸う時だけ喫煙専用室を利用するというのは、どちらのユーザーにとっても悪いことではないのです。

2番目に、タバコ吸えます!!】というアピールができるということ。
今やコンビニ前の灰皿もなくなり、2020年4月1日からは、吸える環境が著しく無くなるのは必至です。となると、パチンコホールの喫煙室というのは、喫煙ユーザーにとってはとても貴重な場所になるということです。
だからこそ逆転の発想で、看板でも出して【当店ホールの喫煙室へどうぞ!】というのを前面に打ち出すのです。まるでトイレに行く感覚のように、喫煙室を利用してもらって、そのついでに遊技してもらう、という流れを作りだせる可能性が多いにあります。

アドプライムエージェンシーの商品「It’s a SMOKING ROOM」は、
屋内仕様・屋外排気仕様それぞれのブース型喫煙室と、クリーンユニット単体も販売しております。喫煙専用室の導入を検討されている方は一度お問い合わせ下さい。
また、20歳未満の従業員を雇用されている場合には、従業員用喫煙室も設置しなくてはなりません
 こちらも承っておりますので、お見積りなどお気軽にお問い合わせ下さい。