喫煙ブースを店内や社内に設置すると、タバコの煙の排気の方法には「屋外排気」のものと「屋内循環排気」の2種類があります。
それぞれにメリット、デメリットがありますので紹介したいと思います。
自社が導入する場合はどちらを選ぶのがいいのか、ぜひ参考にしてみてください。
Q1:行政のガイドラインはどうなっているのか?
厚生労働省が出している「効果的な分煙対策を行うための留意事項」では、
新ガイドラインに沿った喫煙場所として、以下3点のポイントを求めています。
1.喫煙を行う場所としては、喫煙コーナーより喫煙室を設置することを推奨
2. たばこの煙を直接屋外に排出する方式の喫煙対策機器を推奨(空気清浄機ではガス状成分を除去できない)
3. 喫煙室から非喫煙場所へたばこの煙やにおいの流入を阻止するため、その境界において、喫煙室に向かう0.2m/秒以上の空気の流れの確保
効果的な分煙対策のためには、厚生労働省としては屋外排気を推奨しているのですね。
ただし、ガイドラインができた平成15年からは、空気清浄機の技術も格段に上がっており、たばこの臭いや一酸化炭素なども基準値以下に抑えることができる製品がほとんどです。
Q2:効果的な分煙対策としての、屋外排気とはなにか?
ただ単に、屋外にたばこの煙を排出できるようにダクト工事をして、外に煙を排出する、というものでは分煙の意味合いが損なわれ、不十分です。
・喫煙所の内部に気流を設け、効果的に内部の空気を換気できるようにする
・屋外への排気時にはできるだけ煙のニオイや有害成分が取り除かれた状態にする
室内でタバコ粉塵を捕集することで、排気量を減らすことが可能になります。
Q3:屋外排気のメリットとデメリットは?
メリット
- ガイドラインに沿った分煙対策になっている
- 排気設備のフィルター交換などのメンテナンス費、ランニングコストがほとんどかからず安く済む
デメリット
- 工事の初期費用が高くつく
- 工事に時間がかかる
- 自社ビルなどでないと、壁に穴を開けることになるのでオーナーの許可が下りにくい
- 場所によってはダクト工事ができないことがある
- 排気された煙や臭いで、ご近所トラブルになることがある
Q4:屋内循環排気のメリットとデメリットは?
メリット
- 配管工事不要なので、取り付けが早い
- ビルのオーナーへの許可などが不要
- スペースさえあればすぐ導入ができる
- 屋外に煙や臭いが出ないので、ご近所トラブルにならない
デメリット
- フィルター交換や排気設備のメンテナンス費やランニングコストがそれなりにかかる
- 物によっては 、入口風速0.2m/秒以上を確保するために必要な排気風量が確保できていない製品もあり、そうなるとクリーンな環境を保てないことがある
いかがでしたか?それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらを導入すべきか、自社に合った方法をぜひ選択してください。
アドプライムエージェンシーのIt’s a SMOKING ROOMは、配管不要でスペースさえあればどこでも設置可能な喫煙ブースです。
ただし、屋外排気をご希望の際は現地調査をさせていただき、お受けすることも可能です。
また、このたびハイパーモデルとして、クリーンユニットにダブルファンを搭載した製品が新登場!確実に0.2m/秒の風速を確保することができ、外に煙が漏れ出ず、今まで以上にクリーンな環境を提供できるようになりました。
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